当現場は建物解体後の既存杭の引抜を通常のオーガーケーシング工法で計画しておりました。
しかし、
①現場敷地が9.0m×17.0mと狭隘地であること
②指定埋戻工法の攪拌資材が現場に入りきらないこと
③埋戻し精度への懸念(新設杭への影響)
④杭頭掘削時の外周部への影響(隣接木造建屋への影響)
上記の問題があり、通常の杭抜き工法では施工不可との判断から、オールケーシング工法へ設計変更になりました。
しかし従来の小型障害撤去機では撤去深度に到達できず、また大深度施工が可能な障害撤去機では機械自体が大きく施工不可との判断に至り、お客様から当社への依頼がありました。
「狭隘地で大深度施工を可能にする」コンセプトで当社が開発したDHJ-45障害撤去仕様機 による「MRT工法」で当社が施工いたしました。
工事概要
工種 | 地中障害撤去 |
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工法 | MRT工法 |
工事場所 | 東京都港区 |
明細 | PHC杭 300Φ×掘削深さ27m |
使用機械 | DHJ-45(障害撤去仕様機) |